2008年11月20日木曜日

gravitation説明(1):衣装合成

 うーんどっから書こうか、と思ったけど、まずは赤ドレスの合成処理について。
 技術的にはBBコマンド出現前のものばかりなので、判る人にはすぐ判ったんじゃないかなー、とも思うのですが。

 白のような他の色と誤爆しやすい色の場合、直接別の色へ変えようとせず、まずキーイングで目的の色(今回は白)のみを残し、色を変えた上で元の画像と重ねると綺麗に合成しやすいです。
 「Kitchen Venus」でエプロン合成をやりましたが、アレに1ステップ(色変え)を加えた感じですね。


 「765コマンド改」のおかげで色誤爆が少なくなったので、かなり正確にキーイングすることが可能です。
 この作業は、AEなどがなくても、キーイングが効くソフトならだいたい可能じゃないかな。実際スクリーンショットの通り、今回はこの部分はPremiere上で行っています。

 白の場合、目の白目の部分はどうしても誤爆するので、ここだけはマスクして対処する必要があります。
 今回はベール除去で頭部を差し替えているので、マスク処理はそちらで吸収しています。

 ベール除去はひたすらキーフレームを打ってマスク。「技術革新」どころか、BB出る前のパス抜き時代まで技術が退化してますw
 AEのマスク機能が便利なので、今回はAE上で行いました。頑張ればガベージマットとかでも行けます。ぶっちゃけ、作業量的にはここが一番面倒でしょう。


 頭部はDaレッドスパンコールを使用。
 リボンも赤だと大雑把に抜けること、ウェディング同様に胸元が開けてること、あと胸元のネックレスが欲しかったのでこの衣装をチョイス。

 スクリーンショットの通り、ネックレスのためにマスクパスはちょっと複雑になってます。画面は、判りやすいようにDa部分を明るく、ウェディング(実際には赤に変えた後のものを使用)部分を暗くしてあります。
 チェーンだけ残しつつクロス部分はカット。これは歌詞的に「神にだって抗ってみせよう」的な内容なので、十字架を下げてるのは違和感があったため。ま、ちょっとしたこだわりですねw
 

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