2009年4月28日火曜日

1周年

 この動画も1年を迎えました。

   

 ある意味、今の自分の方向性を決定付けた動画かなー。

 まぁこれに限らず、過去に作った動画の影響や技術継承はどの動画にも少なからずあるんですが、全体的な構成や方向性という意味では、この動画が一番ベースになってる気がします。


 Premiere Elementsを「ある程度使えるようになった」と思えるようになった、と同時に、限界を感じ始めたのもこの辺り。
 実際、ノーマルのPEだけでは辛くなって、この動画と次の「あっせんぶる」では自作プラグインをそれぞれ作成しています。

 結局七夕革命を機にAE環境へ移行したのですが、それでもPEで勉強させてもらった部分はかなり大きいかな。
 「結構使いこなせてると思うぜ」という自信を貰えたのも大きいかも。


 ……まぁ、AEは使えども使えども、使いこなせそうな自信が出ないわけですがー。
 

2009年4月17日金曜日

感謝!

 先ほど見たら10万再生を超えてました。

   

 ニッチな選曲が多い自分の動画では、10万ってのは届かない領域かなーとずっと思ってたので、感慨深いですね。

 何はともあれ、再生してくださった皆様、ありがとうございます。
 

2009年4月12日日曜日

1周年御礼…というには遅いけど

 プロジェクトが発掘されたので、高解像度&60fps版をレンダしてみました。
 壁がないバージョン自分でも久々に見た気がするw


 新作の方は、狭いターゲット層の割には再生していただけたようで。
 先週先々週が激戦だったおかげでの棚ボタ的な感じですがw、ともかくありがとうございます。

 相変わらず曲はフルボッコっぽいけど(苦笑)
 ま、この頃の水月陵(作曲)もVoのAkiraもすっげー上手いとは云いがたいのも事実なので、ちかたないねw
 

2009年4月6日月曜日

Forget-me-Not説明:回り込み

 ということで、カメラの回り込み部分の説明です。
 回り込み自体は、簡単に云えば「キャラのターンに同期して背景や周辺オブジェクトを回す」ことでカメラが回っているかのように見せる、という云わば「目の錯覚」を利用しています。

 この手法、自分が知る限りの(ニコマスでの)最古の例は、しかばねPの「春香さんビューティフル・ストーリー」(サビ前)。
 あとはノリスケPの「菊地真のボンバヘッ!」(ポスターのシーン)が非常に上手く見せてる例かな。


 では、イントロのLONGから寄っていって回りこむ部分を例に具体的に説明します。多分ここが一番面倒なことをしているので。
 アイマスMAD作者以外にはよく分からない & AE特化説明になりますがご容赦。

 「背景を回す」と書きましたが、AEだと方法が二つあります。
  • 1. カメラ・キャラは動かさず、背景をキャラと「逆方向」、前景はキャラと「同方向」に回す(もしくは回ってるように見えるようスライドさせる)
  • 2. 背景や前景は普通に3D配置し、キャラの回転角に一致するようにカメラを実際に回り込ませる
 イントロ部分は角度だけでなく距離も変わるので、2.の手法を用いて(実際にAEのカメラを動かして)います。
 タイミングは、半回転の場合は「カメラが真横にくる点」、一回転の場合は「180度回転した時点」をそれぞれ基準にするのが調整しやすいような気がします。

 カメラのタイミング・位置調整は、カメラ側で調整するパターンと、逆にキャラをタイムリマップで調整する2パターンがあります。
 これはお好みでどうぞ。

 LONGからUPへの繋ぎは、「『蒼鳥』の間奏(LONG)」→「『9乙』のラスト一回転の後半半分(UP)」で繋いでいます。
 UPの方を縮小してLONGと同じようなサイズにし、カメラが寄って行く時に肩より上の部分をクロスフェードで差し替えています。この辺りは、「gravitation」でUP→LONGへのすり替えをやってるのと同じですね。

 UPを一度すごく縮小して、カメラの寄りで再度拡大してるので、このままだとUPの方の解像度が落ちてしまいます。
 なのでこの合成を行うコンポは必ずコラップスしておきます(まぁ大抵の場合3Dレイヤ配置キャラはコラップスしてると思いますけど)。

 肩のラインなどズレが出る部分は、マスクやパペットを使ってなるべく違和感が出ないように補正してます。
 コマ送りで見ると無理が出てる部分もありますが、動いてると意外と目立ちませんw

 実際のカメラの動きやキャラ合成は、以下の画像を参照してください(画像かなりでっかいので注意)。

 最終的には「それっぽく見えるように」の微調整の連続です。


 中盤の2キャラスイッチや、ラストの一回転も基本は同じです。
 LONGとの繋ぎがない分、もっと単純ですね。

 イントロのようにカメラ距離が変わるものはAEでないと難しいと思いますが、その他2つは平面しか扱えない編集ソフトでも(背景さえ何とかしてやれば)再現可能かと思います。
 

2009年4月3日金曜日

自作紹介(23):Forget-me-Not

 春香さん、誕生日おめでとう。

 


 しかし、尾崎コメ多いなおいw
 俺もオッサンだから気持ちは分からんでもないけどw

 あと、ボニピン版はMRPによる可愛い作品が既にありますから、置いておきますね。
 


 さてさて今作。
 なんというか、ひっじょーに難産でした。

 タイトルまでのイメージはすぐに沸いて、そこまでは作るのも割とサックリ行ったのだけど、その後の構成がとにかくイメージ降りてこない。
 そして変則歌い出し多すぎでシンクロが全然上手く行かない。

 イントロまで作って以降はほんと挫けそうだった。


 今回主軸に置いたのは、まぁ見て分かるように回転系カメラ。

 イントロの回り込みはほぼイメージ通りに出来たかな。自分でも気に入ってます。
 中盤のスイッチやラストの一回転はちょっとしつこいかな、という気もしてますけどw

 「おっ?」くらいには目は引けるかな、と思ってたけど、意外と「どうやってんだ」コメあったので、やってることは後日まとめておきますね。
 ちなみにベースの手法自体は特に新しいものでもなく、使われてる動画は既にいくつもあります。

 あと意識したのは、カメラのスーパーロングっぽい雰囲気を抜き(自作ステージ)で出せないかなー、と。
 サビの入りや後奏の入り辺りとか。


 動画の表現内容自体の方向としては、自分の動画の中ではちょっと異端かも。

 まぁ、細かいことは置いといて、「物悲しい美しさ」みたいのを目指したので、そういうのが伝わってると嬉しいかな。


 さて、体調治して積みスタックの方の作業を進めねば……。