流石に60fpsは結構きついっぽいなぁ。
CPU負荷的には余裕あっても、FLASHプレイヤーの都合によるのかフルフレーム出てないときがあるようだし、コメまで考えるとやっぱ現段階ではニコでは30が妥当か。
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さて、残っていた黒タイツ化の説明。
基本的には「gravitation」での赤ドレス化と同様、「抜いて色変えて重ねる」なわけですが。
今回の特徴として、元のタイツが「白に近い肌色」で、他の白いパーツや肌色と誤爆しやすい、というのがあります。
なので、今回のテーマは「誤爆しやすい色の色替え」です。
まず、前提条件として、こういう色判定にシビアさが必要な場合は必ず「BBコマンド改」(一度ダッシュボードに戻る)で撮影します。
キーイングの精度が段違いなので、非常に重要です。
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ということでこれが元画像。
まず、色を変えたい部分(タイツ)を抜きます。
KeyLight含むクロマ系のキーイングは色信号で判定するので、白黒灰(モノクロ色)に近い色や「明るさが違うだけの似た色」(今回だと「肌色系」)がある時のキーイングは苦手な(=誤爆する)場合が多いです。
なので、ここではカラーキーを用います。
色誤爆がなるべく起こらないように、判定範囲を小さくしてカラーキー4つを掛けたところ。
……これは酷い。
このままちまちまとカラーキーを重ねていくのも手ですが、非常に面倒ですし、よく見ると現時点でも既に色誤爆が起きて関係ないところ(ミトンとか顔の一部など)が抜けたりもしています。
そこで、AEの「チョーク」を使います。
チョークは、大雑把に云うとα境界線(透明な部分と不透明な部分の境目)を広げたり縮めたりすることが出来るエフェクトです。
一般には、BBで抜け残りができた時にエッジを削ったり、逆にエッジを広げて「縁取り」を付けたりするような場合に便利ですが、今回のような粒子状の抜け残りや誤爆穴を潰すような場合にも使えます。
チョークでα側を広げたところ。
残っていたつぶつぶが綺麗に潰れた上、誤爆であいてた小さな穴も消えています。ブラボー!
ただ、このままだと少し広く抜けすぎていたり、靴の部分の抜け穴が広がったりしているので、今度は逆にマイナス指定でα部分を縮めます。
いい感じ。
タイツ右端のハイライト部分が若干残っていますが、ここはかなり白に近く誤爆せずに抜くのが難しいので、敢えて残してハイライトとしてそのまま使うことにします(後述)。
このままでも一応黒タイツには見えますが、陰影が消えてしまってるのが残念なので、α反転マットでタイツ部分だけ取り出して色替えをして重ねます。
色変えは今回は黒っぽくすればいいので、輝度変更を使うことにしました。
輝度変更を2つ掛けて黒に近い茶色にした後、元の画像に重ねるとこんな感じになります。
ついでに、2回目のチョークの後にブラーを掛けて境界線をぼかしておくと、上で残したタイツのハイライト部分にグラデーションが掛かって丸みを帯びて見えます。
スリスリしてぇ!
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こんな感じでしょうか。
上手い人ならもう少しステップを省くことができたりするかも知れませんが、取敢えず参考までにということで。
2 件のコメント:
Kenjo先生ー
私だー(誰だー)
黒ストは白ストキング部分だけ色変えるなんて真似出来るとは思ってもみなかったので
真あたりと合成してるんだと思ってました
雪のステージも上に重ねてるとは思ってなかったので解説見てびっくりしました
丁寧で面白い解説ありがとうございます
もの凄く勉強になりました
今年もKenjoPのペースで頑張って下さい~
→ 匿名さん
限りなく特定できた気がするけど、まぁ「匿名さん」でw
手際はあんま良くはないですが、少しでも参考になれば幸いです。より良い手法見つけたら教えてくださいね!(なんという他人頼り)
ま、今年もボチボチがんばります。
匿名さんもお体に気をつけて頑張ってください。
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